J.T.S(Journey through the stars),ジャーニースルーザスターズ
シルバーアクセサリーが モットーです。
主に
インディアンジュエリー
スカルモチーフアクセサリー
スカルリング
スカルペンダント
シルバー製ミニチュアガン等
を作っています。
【シルバーを黒くする(燻す)方法】
銀は、硫黄と反応して、黒く変色してしまうという性質があります。
その性質を用いて、銀を黒くするには硫黄を使います。
簡単に手に入る硫黄成分として
以前はドラッグストアなどで安価で簡単に手に入る事から
「六一〇ハップ」ムトウハップがよく使われておりました。
六一〇ハップの本来の使用目的は、リウマチや皮膚の病に悩まされている方が使用する、
主成分が硫黄の入浴剤でした。
しかし硫化水素による自殺に使用された為、薬局やドラッグストアの自主判断により
店頭から消え去り、その影響でムトウハップを製造していた会社自体が倒産し製造中止になったので
もう手に入りません。
シルバーはそのまま放置していても黒くなりますが、燻液を使って燻したほど黒くはなりません。
ムラ無くキレイに燻すには、専用の溶液は必要です。
今ではもうムトウハップは手に入りませんが、
銀を黒くする専用の商品として銀黒(ぎんくろ)という専用の溶液が販売されています。
六一〇ハップは熱湯で薄めて使用しましたが
銀黒は原液をそのまま使用します。
黒くしたい部分に、筆で直接塗り、完了したら水で良く洗うだけでムラ無く黒くなります。
はみ出て余計な場所が黒くなってしまった部分は磨き布で磨きます。
全体を燻したい場合は小量の液を他の樹脂かガラズ容器に出して浸漬します。
使用した液は再利用できます。
使用した感覚として
・ムトウハップよりも黒く変色します。(乾燥させた後、再度燻すと効果的です)
・液体の匂いもムトウハップの様な強い硫黄臭がだいぶ軽減されています。
銀だけでなく、金(21K程度まで)、プラチナ、メッキ商品にも効果を持ち、
銀黒(ギンクロ)一つで多くのアクセサリーを燻すことができます。
★ ★
【参考】
「六一〇ハップ」ムトウハッップで黒く燻す方法
①コップ(耐熱容器に)熱湯を用意する。(硫化は科学反応なので温度が高いほど早く黒くなります。)
②熱湯の中に「六一〇ハップ」ムトウハップを十数滴程垂らす。
③シルバーアクセサリーを水洗いする。(入り組んだ隙間に空気泡が残ると、そこが黒く変色しない為。)
④熱湯の中にシルバーアクセサリーを浸漬する。(沈める)
⑤熱いので割り箸等を使い取り出し、黒くなったら完了。
⑥水洗いをして、「六一〇ハップ」ムトウハップを洗い長し硫化を止める。
( 薄茶色 ⇒ 青色 ⇒ こげ茶色 ⇒ 薄い黒色 ⇒ 濃い黒色 )の順に変色します。
⑦銀色にしたい部分をシルバー磨きクロス等で磨く
「六一〇ハップ」ムトウハッップでもっと黒く燻する方法」
常温燻しと勝手に名付けておりますが
ムトウハップでもっと黒くする方法は、
常温の水の中にムトウハップを2倍から3倍の水薄めてます。
そしてその濃い濃度の中に丸一日以上の期間沈めておきます。
熱湯で短時間でシルバーアクセサリーを黒く燻したのと比較すると、
丸一日浸けておくとさらに黒くなります。
しっかりと黒く燻されるので
シルバー磨きクロス等で簡単に磨いただけでは、黒いのがとれにくいです。
鋳造から燻して仕上げ迄の手順
①鋳造が完了した所 | |
②湯口をヤスリで削ります。 ※湯口=銀を流し込む入口 | |
③銀黒、ムトーハップで黒く燻します。 | |
④シルバーのお手入れ方法のページに書いてある 方法等で磨きます。 今回スパイラルホイールを使用し磨きました。 | |
⑤さらに磨いて完成です。 |
シルバーアクセサリーお手入れ用品
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