スカルあれこれ
【クリスタルスカル】
クリスタルスカル(水晶ドクロ)とは、水晶で作られた人間の頭蓋骨模型のことです。
このクリスタルスカルは「ヘッジス・スカル、運命の髑髏」と呼ばれており、
1927年に中央アメリカ、ペリーズのルバアントゥン遺跡でイギリス人探検家、
ミッチェル・ヘッジスが発見しました。
このクリスタルスカルは解剖学的に見てかなり正確に人間の頭蓋骨を再現しており、
下顎も取り外しができるようになっているのだそうです。
大きさは、重さ約5kg、高さと幅は12.5cm、長さが17.5cmで
女性の頭蓋骨を型どり古代マヤ王国で制作されたとされておりましたが、
2008年4月、スミソニアン研究所で精密な調査が行われ、
電子顕微鏡による精密な検査によって
水晶髑髏の表面にはダイヤモンド研磨機による切断跡が確認され、
この髑髏が制作されたのは19世紀末以降であることが判明し、
ベリーズの遺跡で発掘されたものではないと結論付けられました。
事実、以前の調査でも歯の部分やあごの取り付け部に
金属ドリルによる加工痕があることが確認されていました。
クリスタルスカルが興味を引くのは型の正確さだけでなく、
太陽の光を当てると虹色になったり、ロウソクの炎を当てると紫色に光ったりします。
またスカルの下から光をあてると、目の部分に光が集中し発光したりします。
他にも文字を書いた紙をスカルの下に置くと眼球部分から文字が読め、
また、真上から覗くと下の文字が拡大されて見えるのだそうですが、
想像するとワクワクします。
現在、十数個が確認されており、そのほとんどがマヤ文明やアステカ文明、
インカ帝国といった中南米の考古遺物とされていますが、
本当に出土品であるかどうかについて懐疑的な物が多いのも事実です。
個人的には真偽はしっかり調べず想像を膨らませ楽しむ物だと思いますね。
私も水晶やターコイズ彫ってどこかに埋めておこうかな。
ちなみに2008年公開の映画
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』では、
水晶髑髏をめぐって考古学者のインディアナ・ジョーンズらとソ連軍が
争奪戦を繰り広げました。
【死者の日(骸骨祭り)】
死者の日(スペイン語: Día de los Muertos、英語: Day of the Dead)は
ラテンアメリカ諸国における行事の一つで、骸骨祭りとも訳されます
特にメキシコが有名で11月1日~2日にかけ盛大に行われます。
(地域によっては、10月31日の晩から行われます。)
10月31日~11月1日には子供の魂帰り、
1日~2日にかけて大人の魂が帰ってくる日とされ、
故人への思いを語り合います。
死者がこちらの世界に帰ってくる日なので
日本のお盆のような感じですがすが
墓地や公園には露店が立ち並びバンドによる演奏が行われ、
家族や友人達と仮装をしてパーティを行い
あくまで明るく楽しく祝うのが特徴です。
1年近くかけて準備されとても盛大に行われます
街中をマリーゴールド飾り、公園、自宅にオフレンダと呼ばれる祭壇をつくり
ガイコツ、キャンドル、故人の遺影、十字架、砂絵、花、食物ものなどで
鮮やかに飾り付けます。
日本でも輸入雑貨のお店でカラフルな骸骨の飾りや、
骸骨で仕事をしている様子を再現した飾りを
輸入販売されているのを目にします。